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分散計算機 – 母分散・標本分散

データセットの分散と標準偏差を計算します。母分散とサンプル分散の両方に対応。無料のオンライン統計計算機。

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分散とは何か

分散はデータセットの広がりを測る指標です。値が平均からどれだけ離れているかを示します。分散が小さいほど、データ点が平均の近くに集まっています。分散が大きいほど、データが広く散らばっています。

分散は平均からの偏差の二乗の平均として計算されます:

xᵢは各データ点、μ(またはx̄)は平均、Nは値の個数です。標準偏差は分散の平方根です。元のデータと同じ単位で表されるため、より解釈しやすくなります。

母分散と標本分散の違い

主な違いは分母です。NとN−1の違いはベッセルの補正と呼ばれます:

種類分母使うべき場合記号
母分散N母集団全体のデータがある場合σ²
標本分散N−1より大きな母集団からのサンプルがある場合

実際には、ほとんどの現実データはサンプルです。N−1(標本分散)を使うと、真の母分散の不偏推定量が得られます。サンプルにNを使うと(母分散として計算すると)真の分散を系統的に過小評価します。

例:新薬を50人の患者で試験する場合は標本分散(s²)を使います。あるクラス全員の成績を分析する場合は母分散(σ²)を使います。

分散計算のステップバイステップ

データセット:4, 7, 13, 2, 8 を例に:

  1. 平均を計算する:(4+7+13+2+8) ÷ 5 = 34/5 = 6.8
  2. 平均からの偏差を求める:(4−6.8)=−2.8;(7−6.8)=0.2;(13−6.8)=6.2;(2−6.8)=−4.8;(8−6.8)=1.2
  3. 偏差を二乗する:7.84;0.04;38.44;23.04;1.44
  4. 二乗和を求める:7.84+0.04+38.44+23.04+1.44 = 70.8
  5. 母分散:70.8 ÷ 5 = 14.16
  6. 標本分散:70.8 ÷ 4 = 17.7
  7. 標準偏差:√14.16 = 3.76(母集団)または √17.7 = 4.21(標本)

分散の実用的な応用

分野応用
金融投資リスク分散が大きい = 株式リターンの変動が大きい
製造品質管理分散が小さい = 製品寸法が安定している
医療臨床試験患者の反応のばらつきを測定する
スポーツ科学パフォーマンス分析シーズンを通じた選手パフォーマンスのばらつき
教育テスト結果分析学生の成績の広がりを把握する

💡 知っていましたか?

よくある質問

分散と標準偏差の違いは何ですか?

分散は平均からの偏差の二乗の平均、標準偏差はその平方根です。標準偏差は元のデータと同じ単位(例:円・kg・秒)で表されるため、より解釈しやすいです。分散は数学的操作(独立変数の分散は直接加算できる)に有用で、標準偏差は専門外の人に広がりを説明するのに適しています。

標本分散と母分散のどちらを使えばよいですか?

分析対象のグループ全員のデータがある場合は母分散を使います(例:1つの会社の全従業員)。データがより大きなグループの一部である場合は標本分散を使います(例:全有権者の意見を推定するための500人調査)。実際の研究や統計では、ほとんどの場合で標本分散が適切です。

分散は負の値になりますか?

なりません。分散は二乗値から計算されるため、常にゼロ以上です。分散 = 0 はすべてのデータ点が同一の場合(ばらつきがない)のみです。負の分散は数学的に不可能であり、計算エラーを示します。

分散が「高い」「低い」とはどういう意味ですか?

高低はデータのスケールと文脈によります。分散10はcm単位の身長データでは「低い」ですが、m単位では「高い」です。変動係数(標準偏差÷平均×100%)はスケールに依存しないため、異なるデータセット間の比較が可能です。品質管理では、各測定値に対して許容分散範囲が仕様で定義されています。